メイクの仕事で稼ぐには?
稼ぐこと、楽しむことを両立させたい起業家のためのライフスタイルビジネスコーチ、吉村のぶきです。
あなたは、仕事がら美容関連の情報には敏感だと思います。
それらの情報はどのように集めていますか?
というのは美容関連の情報は、ニセ科学や意図して誤認させるような広告であふれているからです。
例えば、大手化粧品メーカーの広告です。
真皮層まで届くコラーゲンペプチド・・・。
もし、「うわっスゴイ!コラーゲンが肌に入っていくんだ。」と思ってしまったら、これまでに蓄積してきた美容知識を見直したほうがいいかもしれません。
正しい反応は、「えっ、そんなことってあり得るの?」です。
結論から言うとコラーゲンが真皮層に届くことは絶対にありません。
コラーゲンの分子は、真皮層に届かない大きさだからです。
入っていく大きさにするには、分子をちょん切って小さくしなければなりません。
そうなると、その物体はもはやコラーゲンではありません。
例えば水分子はH2O。水素分子が2個と酸素分子が1個。
これをバラバラにして、H、H、Oとしたらもう水ではないですよね。
メーカーは、スーパーコラーゲンなら真皮層まで届くといっています。
ここがポイント。
コラーゲンではなく、スーパーコラーゲンなのです。
コラーゲンとは全く別の物に、スーパーコラーゲンという名称をつけて、消費者が誤認するのを期待しているわけです。
つまりコラーゲンではない。わかりますか?
ちょっとした化学的な知識がある人は、スーパーコラーゲンをコラーゲンと認める人はいません。
コラーゲンは、アミノ酸がたくさん集まって三重らせん構造になっている大きな物質です。
一方でスーパーコラーゲンは、成分をみるとジペプチド−8とあります。
ジペプチドというのはアミノ酸がたった2つ結合したものです。
この大きさなら真皮まで届くのは納得。
ジペプチドは明らかにコラーゲンではないですよね。
美容業界にはこのような誤認をまねくようなものがたくさんあります。
これまでにも、にがり、水素水、その他いろいろありますが、効果のないものが効果があるように大ヒットしてきました。
こうした情報を顧客に提供し続けてしまうと信頼を失ってしまいます。
正しい情報を選別するコツを身に着けたいですね。